腰痛克服ための腰の構造知識

2016年10月20日a腰

背骨のS字について

 

「腰」という字は筋肉の要と書きます。それだけ重要な箇所ということです。

 

腰のしくみを理解して、腰痛を改善しましょう。

 

姿勢は脊椎のS字カーブによってバランスを保っています。

 

この脊椎は一般に背骨と言われて26個の骨が、首から尾骨までつながっています。

 

・上から頸椎が7個

 

・胸椎が12個

 

・腰椎が5個

 

・仙椎

 

・尾椎(3~5個で人により違う)

 

と一連のものなので、離れた首の影響が腰に及ぼすことも、その逆の尾骨が首に影響することもあり得ます。

 

その為、整体では腰が痛いからといって、腰だけでなく全体をみていくことが重要になります。

 

通常生活していく上で真直ぐな状態だと、重力の衝撃を緩衝できないので、

 

脊椎や横から見たところS字にカーブしています。

 

これにより、バランスをとって身体を立てることが可能になっています。

 

・頸椎は前に出っ張り前弯

 

・胸椎は後ろに出っ張り後弯

 

・腰椎は前弯

 

・仙椎尾椎は後弯

 

首の部分骨、頚椎は真直ぐになりやすく、その状態をストレートネックといいます。

 

胸椎は逆に丸まりやすく、円背・亀背、俗に猫背になりやすいです。

 

また胸椎は横にも曲がりやすく、側彎症といわれて、左側に曲がることが多いです。

 

仙椎尾椎は個体としてはほぼ後弯のままですが、骨盤としてのゆがみが現れるので、

 

整体的にはとても難しくもあり、重要な箇所でもあります。

 

そして、腰椎に関しては過前弯(反りすぎ)にもストレートにも横のゆがみも縦軸のねじれもなりえるので、

 

そう言う意味でも腰痛の患者様が多いといえるのです。

 


 

脊椎の椎骨と椎間板について

 

脊椎は椎という文字にあるように、椎骨という骨の積み重ねです。

 

その椎骨の間にあるということで椎間板という柔らかいものがクッションの役割をしています。

 

それら椎骨のつながりは靭帯とたくさんの筋肉が支えることで成り立っています。

 

椎骨はお腹側を椎体といい、一般に触って背骨と言われる背中側の椎体は棘突起と言われる部分です。

 

椎体の複雑な構造が上手く体のバランスを整えているのですが、

 

ある部分が折れたり、狭くなったりして腰痛になります。

 

椎骨と椎骨を結びつけるのは靭帯です。

 

靭帯には前縦靭帯、後縦靭帯、黄色靭帯、棘間靭帯などがあります。

 

これらの靭帯が硬くなると神経を圧迫して腰痛を引き起こします。

 

背骨と骨盤はヨットに例えると

 

船体が骨盤で、

 

マストが脊柱になり、

 

マストを張るロープが筋肉に例えられます。

 

帆は腹腔胸腔で呼吸により膨らんだりするのです。

 


 

椎間板は椎骨の間でクッションになりますが、

 

年齢やハードな動きなどで変化して弾力が失ったり、断裂したりします。

 

クッションになるので構造はとても弾力のあるものです。

 

椎間板の内部構造は髄核というゼリー状態のものがあり、

 

髄核のまわりを繊維倫、天井と底面に軟骨板で覆われています。

 

特に髄核は椎間板の中を移動して、脊椎にかかる圧力を分散する役割があります。

 


 

成長するまでは血管ありますが、大人になるとこの椎間板には血管がなくなります。

 

また神経も椎間板にはありませんが、まわりに靭帯には知覚神経が多数あり腰痛の人はここで痛みを感じます。

 

年齢的に20歳くらいまではみずみずしいのですが、

 

20歳を過ぎると徐々に水分が減りはじめ、

 

30歳を過ぎると繊維輪の水分も減ってきて髄核のクッション性も落ちてきます。

 

背が縮むのはこの椎間板の厚みが減っていくことが原因の一つになります。

 

椎間板は常に圧力がかかっている。

 


 

立っている状態の椎間板の内圧を100とすると

 

・仰向けに寝ている時は25

 

・片足に重心を移すと移した側は120

 

・椅子に座っている時は140

 

・咳・緊張感・笑う時は150

 

・前屈みで座った時は200

 

・10キロくらいの荷物をもっている時220

 

など

 

動き・状態によって椎間板への負担がかなり変わってきます。

 

そして負担の場所も前屈みだと、髄核が後ろに移動するので、

 

後ろにある後縦靭帯へ負担がかかることになります。

 

この状態が続くと後縦靭帯は緊張して硬くなり腰痛の原因となり、

 

進行していくと神経を圧迫する椎間板ヘルニアを発症します。

 

これらの予防については後ほど詳しく記載したいと思いますし、

 

当院でも個人に合わせたセフルケアをご指導させていただきます。

 

脊椎の中にある脊髄について

 

脊椎は背骨となり、脊柱管という空間の管を形成し、

 

その脊柱管の中に最も重要な脊髄という中枢神経が治まっています。

 

脊髄は首から下の各部分の知覚と運動を支配しています。

 

脊髄は脳から続いているもので、脳と同じ中枢神経です。

 


 

脊髄はおおよそ第二腰椎位までで、その先は馬の尻尾のように枝分かれしていているので、

 

馬尾神経と呼ばれています。

 

この馬尾神経はお尻や下肢の運動・知覚を支配して、内臓では排泄・排尿・排便を調整する神経です。

 

腰から始まる馬尾神経が腰痛の為不具合を起こすと、

 

おトイレにも支障を来すことになるということも覚えておきましょう。

 


 

さて脊髄は中枢神経なのでそこから末梢神経が伸びています。

 

前側の前根は運動を支配する運動神経が、

 

後ろ側の後根からは知覚を支配する知覚神経が左右対になって枝分かれしています。

 

この前根と後根は脊髄を出て枝分かれした後、また一緒になって神経根という一まとまりになり、

 

椎間孔という脊椎の隙間から外に出ていきます。

 

腰では第一腰椎の下から順に第5腰椎下の椎間孔からそれぞれ左右一対づつ、計5対の神経根が出ています。

 

さらにこの神経根は後枝・反回枝と呼ばれれる細い神経に分かれていて、痛みを伝達しているのです。

 

これらの細い神経はいろいろなネットワークを形成しているので痛みの特定が難しくなっています。

 

レントゲンで異常がないのに、腰痛で悩まれることはこのような理由もあります。

 

そして、体重負荷がかかりやすく、枝分かれも多く、出口孔がおおいということを理解していくと腰痛という性質も

 

徐々にご理解いただけていけるのではないでしょうか?

 

脊髄についてもう1点説明しておきたいことがあります。

 


 

それは脊髄を包む膜のことです。

 

くも膜下出血という脳出血の病気はご存知だと思います。

 

このくも膜は脊髄を包む膜の一つです。

 

脊髄は外側から硬膜・くも膜・軟膜と3層になって覆われています。

 

くも膜と軟膜の間に脳脊髄液という透明な体液が満たされていて、

 

脳と脊髄に栄養を送っているとても重要な体液です。

 

交通事故などでこの脳脊髄液がわずかな隙間から漏れてしまい、

 

脳脊髄液減少症とよばれ頭痛、不眠やめまい、倦怠感・記憶障害などに悩まされることもあります。

 

腰痛といえば筋肉痛がまず思い浮ぶ~腰の筋肉~

 

安定感ある状態を腰椎である為には、バランスのよい筋肉が必要です。

 

重力に逆らって姿勢を保つために働く筋肉を抗重力筋といいます。

 

この抗重力筋には、下腿三頭筋、大腿四頭筋、大殿筋、脊柱起立筋、腹筋などがあります。

 

抗重力筋の図

 


 

腰痛になっている人は全ての抗重力筋に対して硬結や収縮力の弱さ、筋のゆがみ、

 

筋膜の癒着などを考慮して治療していかないといけません。

 

どこか一つの筋肉に負担がかかることで、バランスが崩れかばい合い、

 

脊椎のS字カーブにゆがみが出てくるのです。

 

また、インナーマッスルと呼ばれる深層筋は骨をきっちり固定させて安定させる役割があり、

 

腰には大腰筋小腰筋というインナーマッスルがあります。

 


 

当院においては、この大腰筋小腰筋に腸骨筋(腸腰筋)を合わせてアプローチしていくことで、

 

長年取れなかった腰痛が劇的に軽減しています。

 

この整体方法については後述させてもらいます。

 


 

腹腔を構成する筋肉

 

よく腹筋と背筋を鍛えることで腰痛予防をすることを言われます。

 

解剖学的に腹筋は腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋になります。

 


 

 

背筋は脊柱起立筋である腰腸筋と最長筋主に2つです。(腰方形筋・広背筋も含めることもある)

 


 

前面の腹筋群・後面の背筋群そしてその2面に上辺の横隔膜と底面の骨盤底筋群これわ4面で腹腔を形成します。

 

腹腔はお腹の空洞で、風船のような状態です。

 


 

腰痛になるとこの腹腔の内圧が崩れて縦長が押しつぶれるようになり、

 

左右横に、前後にと内圧がかかってしまいます。

 

このような中から腰が痛くなるような状態は、腹腔のバランスが悪くなっているのです。

 

脊椎の姿勢を良くしているのは腹腔の内圧なども重要なのです。

 

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