股関節は身体の中で最も強靭な関節故に、痛みの放置は最も全身に影響すると言って良いです。
腰痛を我慢していると股関節痛になります。
逆に股関節痛を我慢していると腰痛だけでなく坐骨神経痛や変形膝関節症になりえます。
股関節と腰椎の架け橋とは?
股関節と腰を密接につなぐ筋肉が大腰筋です。
大腰筋はインナーマッスルで腰と骨盤と大腿骨を繋いで下半身の土台を形成する最重要筋です。ですがインナーマッスル故に身体の奥で作用しますので普段意識しにくく筋トレも難しいのです。
股関節症の攻略にインナーマッスル大腰筋の調整は欠かせないので手術を回避できた整体法等お伝えします。
骨盤調整
股関節周辺の筋肉とは骨盤の筋肉と言い換えて良いです。大殿筋や大腿四頭筋、ハムストリングスなをまずは表面の筋肉を緩めていきます。
回旋を加えた太ももの筋肉の緩め方
単に寝てほぐすだけでなく、膝を曲げ床か浮かせることで筋肉をたわませた状態で回転を加えると骨から筋肉がはがれやすくなります。
大殿筋などお尻の筋肉は3方向から圧を加えて緩めます。四つ足動物から2本足歩行になったので、股関節は膝を曲げて腰の高さまで上げている方が緩めやすいのです。
また大腰筋を触っていくのに膝を上げた姿勢が仰向けでも有効になるので次に大腰筋の緩め方を紹介します。
大腰筋が体幹の要
腰が筋肉の要(月へんに要で腰)ならその腰の中でも最も重大な役割は大腰筋です。
反り腰だったり丸腰だったりすると大腰筋は硬くなり力を発揮できません。姿勢を良くすることで大腰筋などインナーマッスルが活性化します。
骨盤の傾きを整えると大腰筋のテンションが変わり後で押さえやすくなります。通常大腰筋は腰からは触れませんので、仰向けになって押さえます。
腹筋の際を斜めに押さえていき突き当ったら膝を動かしてみて硬くなることろが大腰筋になります。
大腰筋を確認できたら、押さえたまま膝を胸に近づけたり伸ばしたりして収縮するのを感じながら上下に動かします。
押さえている部分を意識することで血流も良くなり、緩みも早いです。
膝を倒したり、お尻を浮かせたりして患者さん自身が腰に動きをつけること細部まで血行が良くなります。
手を離した後も大腰筋が活性化すると股関節のツッパリなど感じずに動くことが出来ています。
股関節の牽引や回旋
表層や深層の筋肉をほぐした後は、股関節そのものにアプローチします。
坐骨神経痛の時にも良く使いますが、骨盤を固定して足首から全体をけん引して股関節に遊びを作ります。通常関節は疲労がたまるとしまりがなくなりぐらつくのですが、股関節は圧縮されて潰れていきます。
歩くと脚の付け根が詰まるように痛くなる人は要注意です。そういう人には股関節の牽引はとてもスッキリして除圧作用があります。
また腰痛をかばっていると大腿骨が後方へずれてしまうことも多いので、
回旋を加えながら股関節の出っ張りを前方へ押し出します。回転を加えることで股関節外旋六筋という6つある筋肉を同時緩めていくことになります。
筋肉名はともかく股関節を動かすのは沢山の筋肉が作用しているので少しずれるとトラブルが起こり易いのです。歩行や起立など筋力のいる重心移動などを担う股関節は最大の筋力を持ち、精密なバランスが求められます。
最後に
実は私も昔、30分以上歩くと股関節につまりというか、脚の付けに違和感を感じることがありました。もう10年以上前で翌日には回復する程度の軽いモノでしたが、梅田や難波など出歩いていたら人ごみをかき分けお店を回るのがしんどかったです。
普段の整体法を改良して、
自分で大腰筋や骨盤の関節を緩める方法を実行すると鼡径部の詰まりと痛みが全くなくなりました!そういったセルフケアもご来院の際はお伝えしていこうと思います。
整骨院で改善が長引いていたり、病院で手術を勧められていたりしたら、最後に当院へご相談下さいませんか?
院長一人の小さな整体院ですが、一生懸命整体します。