腰部脊柱管狭窄症は腰痛の中でも改善しにくいです。
腰椎分離すべり症の進行が原因のものや、腰椎椎間板ヘルニアの放置が進んだものだったりするからです。
歩いていると片足を引きずった感じになっって、少し休むと楽になりまた足を引きずるのを繰り返す症状がでます。(間欠性跛行)
当然、すべり症の反らせない状態やヘルニアの人のように足のしびれ出ているので
治りにくいと言われます。
当院の治療法は
”腰椎すべり症+椎間板ヘルニア+α=腰部脊柱管狭窄症の整体”が主になります。
プラスαの部分は背骨の隙間を広げる特殊な牽引法や骨盤の5つの骨のバランスを整える独自の調整法などがあります。これから特殊整体を含めて、しびれ痛みのお悩みを快復させる施術法をご紹介します。
腰部脊柱管狭窄症の整体
いきなり患部を押さえずに、先ずは土台の骨盤のゆがみを整えていきます。
骨盤周辺の施術
先ずはうつ伏せになって踵がお尻に着くかチェックします。
この膝の屈曲検査は太ももと膝関節の硬さをチェックすることで骨盤の前傾や反り腰などの原因がわかります。
動画の患者さんはお尻に踵は着くのですがよく見るとお尻が少しだけ浮いています。
実際に腰に響くと言われていたので反り腰の原因の一つが太ももの前の大腿四頭筋と分かります。
立った状態でも結構ですので
膝を曲げて足がお尻につかないようなら要注意です!
骨盤を傾けると大腿四頭筋が伸びやすくなり、踵がお尻に近づきます。
そのまま揺すっていくと骨盤の前傾が起こされて同時に太ももの前のツッパリも緩んでいきます。痛くない姿勢を作って揺らしたりほぐすと腰椎まで変化していきやすいです。
股関節を押さえ足首を把持して膝を支点に大きく足を回してズレを修正します。
少しずらして骨盤の関節(仙腸関節)を押さえながら回すと骨盤を締める調整になります。
坐骨神経痛の症状が強い人は梨状筋というインナーマッスルを押さえてほぐして緩めます。押さえる位置によって効果が違うので応用の利く整体法です。
股関節の回旋が緩んで来たら膝を脇の方へ向かって外から一気に平泳ぎのように上げていきます。早い動作なので腰が痛いような場合は行ける所までにします。
膝と股関節を曲げた状態は骨盤の側面の筋肉”中殿筋”がたわむのでほぐしやすくなります。この部分はストレッチしにくく自分では伸ばせないので骨盤をゆがめる原因筋なのでしっかりほぐします。
骨盤の際に沿って腰との境目を剥がす様にして押さえていきます。前に屈む時にここが伸びないと腰骨の隙間が狭まり脊柱管が圧迫されてしまいます。
さて側面や上縁をほぐす前か後にも全体を緩めるのですが、
画像のように3方向からの圧迫をすることで緩み方が違ってきます。
両手(①②)で挟むようにするだけでなく、膝から股関節を押し込める様に長軸圧(③)を加えながら緩めています。
3方向からの揺らしがあるので仙腸関節に可動性がついてきやすいのです。
次に膝を浮かせて腰を捻じったポジションを作ります。
大殿筋などのアウターマッスルをたわめた状態でさらに骨盤周囲の筋肉を緩めていきます。右手は右坐骨を押し上げる様にして左手で骨盤の前傾を立てる様に揺らしています。往々にして、
悪い方の坐骨は下がっている傾向があり、
骨盤が前倒れになっていてるので症状に合わせて揺する方向など変えていきます。
骨盤と周辺筋をゆるめると踵がすんなりお尻につくようになりました。
足を伸ばす時にも仙腸関節を押さえて腰椎が反り過ぎないように調整もしています。
現在通院中の治療院は骨盤をみてもらえていますか?
脊柱管狭窄症で骨盤施術は必須ですので当院までお気軽のご相談下さいね。
横向きで腰部の施術
うつ伏せでは骨盤股関節などを主にアプローチしました。いよいよ患部の腰椎ですが、まずは横臥位(横向き)で攻略します。
ヘルニアや狭窄している箇所はピンポイントに探る必要があります。5つある腰椎の隙間を指で押さえていくとL4~L5間もしくはL5~仙骨間に圧痛や硬結が多いです。
他と比べて明らかに硬い部分や感触が違う部位があり、
患者さんに尋ねるとやはり違和感を認知されてます。発症部を共感したら私は親指でドリルに穴をあける様に回旋を加えて押さえています。
「ドリルで穴開け?」というと痛そうですが、気持ちいい位なのでご安心ください♪
「左手はそえるだけ」ではなくて骨盤や肋骨を揺するようにして振動を送ります。振動と回旋の力で深部筋肉まで伝導させて緩くしていきます。
横長に硬くなっている場合も多いので両拇指を使って緩めることもします。
身体全体に揺らし効果も入れているので眠くなることあります。
緩んで来たら狭まった腰骨の関節を広げます。骨だけ広げる方法と皮膚だけ広げる方法(触圧覚刺激法)を使い分けることでより隙間を広げる牽引効果が上がります。
動画は皮膚を緩めていて、両中指間の皮膚の距離は伸ばさずに前後の皮膚を体を揺すりながら伸ばしています。
理論は難しいので興味のある人は
触圧覚刺激法を検索してみて下さい。ここまで読んで疑問点や相談などある方はこちらから?WEB相談お願いします。
座位での狭窄症整体
座った状態が長く続くと脊柱管狭窄症の人はじわーっと足が痺れたようになります。
すべり症由来の人は反り気味の姿勢が、ヘルニア由来の人は前屈気味の姿勢が辛いと言われますが、来院される方はパターンに当てはまらずどちらも痛いことが多いです。
座った状態からお辞儀をしてもらいその時に骨盤を締めて仙腸関節の可動性を広げます。
頭で背中を押しているのはより丸まってもらう方が脊柱管が広がるからです。3回位繰り返すと前屈も楽になってきます。
お辞儀前屈をしながら骨盤を調整する方法は応用が効きます。直接仙腸関節を親指でなぞって押さえることで仙骨をリリースする整体法も広く腰痛の患者さんに使います。
座位での整体法はご家庭でも正しいやり方で行うと即効性があります。もし腰痛等で悩むご家族の為に教えてほしい方いれば、ご指導差し上げますのでご連絡ください。
検査やストレッチ
検査は痛みを調べる時は止まる角度や突っ張る所まで優しく動かします。
同じ動作でも、もう一押ししたり痛くて気持ちよい所で数秒伸ばすとストレッチになります。
膝を胸につけることで股関節の詰まりをみる検査でストレッチでは大殿筋などお尻の筋肉が伸ばされます。
膝を外側に開いて内もものツッパリをチェックします。坐骨辺りが痛くなる人もいますし、反対側の腰が張る人もいます。
一連の流れですることもありますが、施術後にするとほぼスムーズに曲げ伸ばしできます。
この脚上げ検査はSRL・ラセーグテストとも呼ばれ、足が痺れる病状に対して最もよく使われる徒手検査法です。なので、この
ストレッチをしていると狭窄症もヘルニアも坐骨神経痛等も予防になります。
その他頭蓋骨調整法など
全ての司令塔である頭の調整法は万能薬と言われます。
少しスピードが速くてヘッドマッサージのようになっていますが、実際はゆったりと包み込むように側頭骨の動きをつけていきます。
脊柱管狭窄症の人は痛みの辛さで伏し目がちで視線が下を向ていることが多いです。
その為前頭骨も下がっているので引き上げる様に軽く押さえます。前頭骨奥にある前頭葉は脳の中で幸せ物質セロトニンを生成するので、調整がリラックス効果にもなります。
首を押さえる前に後頭骨を手掌で圧迫します。
この頃にはうっとりと眠くなる人も多く、手足がピクピク動くことがあり脳の循環が良くなっているサインです。
後頭骨の調整と似ていますが、脊柱管狭窄症の人は首が前に傾いていてストレートネックになっています。腰とは離れていますが頚椎にカーブをつけるため指で骨の際を押し上げています。
猫背矯正で多用しますが、狭窄症で背骨の弾力がなくなっている人にも一本づつ胸椎腰椎に動きをつけます。この背骨矯正は施術前に身体の状態を調べる時や途中変化を感知するために何度も行います。
更に姿勢を良くしたいときには身体を反らしてもらい押さえます。
肘で身体を支えて背骨と肋骨を伸ばす様に押さえて、最後に骨盤を締めます。
脊柱管狭窄症の方へ
紹介した整体法などで脊柱管狭窄症の患者様をお助けしてきました。
現在他の治療院で通院中の人も、病院の手術待ち・痛み止めで耐えている人ももう少し楽になりたい!
そう思われるなら一度、1当院の整体術を受けてみませんか?
実は私も若い時器械体操をしていて腰痛に悩まされたときがありました。
当時通院していた先生は引退されましたが、献身的な治療で完治して思いっきり飛び跳ねれるようになった時は感謝しかなかったです。
そんな嬉しさを脊柱管狭窄症で悩んでいる人に直接シェアしたいので、日々施術勉強も励んでいます。
もしご家族で友人で朝起き上がるのもしんどい方がいれば、こちらのページを見せてあげて下さい。
なにか他と違う!と思われご来院された時は、ご期待を超えるよう一生懸命整体します。